料理人が知識や技術をつけてくると、
「どうだ俺の包丁さばき凄いだろう!」
「俺の盛り付けセンスいいだろ!」と
自分が、自分が、と「自分」がでてくる人がいる一方、
「自分」がどんどんなくなってくる料理人もいるそうです。
それは素材に向き合い、
脂の乗っている魚は、脂の乗っている魚としてあつかい、
香りがある野菜は香りがある野菜としてあつかう。
そんな風に素材にしたがっていくうちに、
「自分」というものが引っ込んでいくそうです。
自分を捨てよう捨てようとしても
なかなか捨てられないのに、
モノにしたがっていくことで、
自分が捨てられていたなんてことがあるんですね。
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頑張ってもできないことも、
やり方を変えればできるかもしれません。
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