私は、どうしていいかわからないということについて、

 

おおまかに３つのことを想定しています。

 

 

一つ目は、何をしていいかわからないという目的に関すること。

 

二つ目は、目的・目標はわかっているんだけどやり方がわからないという方法に関すること。

 

三つ目は、目的・目標・方法はわかっているんだけど体が動いてくれないというやる気に関すること。

 

 

 

この３つのわからないを抱えた人がたくさんの本に接すればいったい何が起こるでしょうか？

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは・・・

 

ひとつ、自分が何に反応するかがわかる。

 

ふたつ、答えやヒントを見つける。

 

みっつ、自分を支えてくれる本や文章に出合う。

 

・・・の三つことが起こります。

 

 

 

 

 

で、たくさんの本に接するとは具体的にどうするのかというと、

 

本を読まずに、探すのです。

 

「何かおもしろいことはないかなぁ」

と力まずにページをめくっていくのです。

 

 

読むとしんどいですし、時間がかかりますから、

たくさんの本にふれることができません。

 

その点、探すのは、

「何かないかなぁ」とページをめくるだけですから、

 

たくさんの本にふれることができます。

 

今まで読まなかったジャンルの本や距離を置いていた本にもふれることができるようになるでしょう。

 

 

 

読むつもりもなくパラパラページをめくっているだけでも、

 

思わず読んでしまう文章や、

 

プッと笑ってしまう文章や、

 

「なるほど！」と驚くような文章に出合うはずです。

 

 

 

たくさんの本にふれることで、

 

「こんなところに答えがあったのか」

と驚くこともあるでしょうし、

 

抑え込みすぎてわからなくなっていた自分の心の動きを感じることができるようにもなるでしょう。

 

 

本を探していると自分が何に反応するかが

わかってくると思います。

 

その反応があなたの目的・目標をさだめるときに役立つはずです。

 

 

 

 

 

夢や目的・目標をすでに持っている人にも本を探すのは有効です。

 

自分が抱えている問題は、

 

長い人類の歴史の中で必ず誰かも同じように悩み、

そして答えを出しているはずです。

 

答えそのものはなくても何かヒントに

なるようなものはあるはずです。

 

だから本を探しているとその答え、

ヒントに出合うことができるかも知れないのです。

 

 

 

 

 

たくさんの本を探しまわっているといい本とも出合います。

 

あなたの心をゆさぶるような一冊に出合うはずですし、

 

何か理解できないけれど、

よさげなのはわかるという本とも出合うでしょう。

 

いい本に出合えば、あとでゆっくり読めばいいのです。

 

 

 

 

 

ただ、本を読みませんから内容は理解はできません。

 

一日中、本を探しても何も頭の中に

残っていないこともありますから、

 

悲しくなります。

 

いい本やいい文章に出合うまでは、

泣きそうな絶望感の中で本を探すこともあるでしょう。

 

 

 

でも安心してください。

あなたが何冊目にいい本とめぐり合うかはわかりませんが、

 

必ずいい本と出合うはずです。

 

 

５０冊探して一冊なのか、

それとも１００冊探して一冊なのかはわかりませんが、

 

必ずあなたをゆらす本と出合います。

 

 

いい本との出合いは偶然ですが、

それを必然まで高めるためには数をこなす必要があるのです。

 

 

 

そして、一冊、出合ってしまえば、

 

また次と探したくなるのです。

 

 

 

 

 

探すことを続けていると探すスピードもあがっていきます。

 

 

本の最初のほうをパラパラとめくるだけで、

 

その本には求めているものがあるのかないのか、

 

だんだんとわかるようになってきますから、

 

最後までページをめくる必要がなくなってくるのです。

 

 

 

 

 

“自分に必要なものはページをパラパラめくるだけで

引っかかってくる”

 

と信じてみてください。

 

 

信じるなんて言うと怪しげですが、

 

信じないと続けられないのです。

 

 

 

 

 

あなたが何に反応するのかを探してみてください。

 

あなたが必要としている答えやヒントを探してみてください。

 

あなたを支えてくれる本や文章を探してみてください。

 

 

 

 

 

ぜひ、ぜひ、やってみてください。