一つのことに打ち込もうと思ってもなかなかできないものです。
一つのことに打ち込んでいる人を見ると羨ましくもあり、
憎たらしくもあります。
自分はダメなんじゃないか、
人より能力が劣っているんじゃないか、
何か人と違って欠落しているんじゃないかとも思ってしまいます。
を読むんですけど、
主人公岡田 亨が義理の兄の綿谷 昇を憎んでいるのも
そんなところなんだと思います。
で、一つのことに打ち込むためにはどうすればいいかというと、
・自分と対話する。
・方向性を刻み込む。
・雑音を取り除く。
この三つを身につけることです。
自分が納得できないことにはやる気は出ませんし、
頑張れません。
だから自分と話し合うんです。
何度も話し合うことになるでしょう。
ふらふらしそうな自分には方向性を刻み続けるんです。
そして、もっとも地味なのが雑音を取り除くです。
座禅とか、瞑想ができればいいんですが、
そんなこと簡単には身につきません。
私も何度もチャレンジしていますが、
いまだに身につけることができません。
簡単な方法は数をゆっくり数えることです。
まあ、これ以上は長くなりそうなのでこのへんでやめときます。
とにかく三つのことを地味に続けていくことです。
自分を育てられる人が他人も育てられるんです。